So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

すぐそこにあるディストピア-ザ・サークル-

ザ・サークル デイヴ・エガーズ

世界最高のIT企業「サークル」に就職したメイ。
スタイリッシュな社屋、無料のカフェテリア、週末のパーティー、優秀な社員(サークラー)……。
メイの未来は明るいはずだったのだが……。

面白かったです。
読後感はあまりよくなくて、考えさせられるお話でした。

全体主義の監視社会、ディストピアが生まれるまでのお話です。

メイはお客さんの問い合わせに答える仕事に就くのですが、
それだけでなく、サークルのイベントに参加してSNSに写真を載せたりコメントを出したり、という活動も要求されます。

面倒くさいなぁと私だったら思いますが……。

メイは成功と失敗を繰り返しながら、サークルにのめりこんでいきます。

安価で簡単に設置できる「シーチェンジ」という監視カメラ、
子供の骨に埋め込むマイクロチップ……。

出てくるテクノロジーには便利そうだなと思う物もありました。
どこまでが良くてどこからが悪いのかという線引きは難しいですね。
全て善意から生まれたテクノロジーだし……。

“善意”というのが一番怖いのかもしれないと思いました。

タグ:
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

女王の苦難-白金の王冠-

白金の王冠 レイ・カーソン

夫が亡くなり女王になったエリサ。宮殿内では命を狙われ、民衆は暴動を起こす。
エリサは、力の源、ザフィラを探しに、仲間と南に旅立つ。

「炎と茨の王女」に続く第二巻です。
面白かったです。

権謀術数が多め、冒険は少なめでした。

ザフィラでのエリサの決断は、立派だなぁと思いました。
最初は敵だった人と仲間になる展開も面白かったです。

第三巻が気になる終わり方でした。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

日本の名作ファンタジー-はなはなみんみ物語-

はなはなみんみ物語 わたりむつこ

双子の小人、はなはなとみんみは、父のたけび、母のひいな、白ひげじいさんと一緒に、巨木の中で幸せに暮らしていた。
「小人大戦争」の生き残りである彼らは、自分達以外にも生き残った小人がいることを知り、仲間に会うために家族で旅立つ……。

とっても面白かったです。
児童文学の傑作、名作ですね。

大人が読んでも深いお話です。

小人大戦争で使われた武器は、核兵器のことなんでしょうね。
もう二度と使わないと決めていた武器を使ってしまったことへの贖罪……が、白ひげじいさんのああいう行動になったのでしょう。

悲しいシーンもありますが、
出てくる食べ物(くるみパン、きなこ汁、たんぽぽ茶、ささのは茶)がおいしそうで、
空を飛ぶシーンはワクワクして、とにかく面白いです。

娘がもう少し大きくなったら読んでほしい本です。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

少女の成長を描いたファンタジー-炎と茨の王女-

炎と茨の王女 レイ・カーソン

オロバジェ国の第二王女エリサは、砂漠の国の王に嫁ぐ。
臍にゴッドストーンという宝石を帯びて生まれたエリサは、神に選ばれた者として育てられたが、
自分の使命をまだ知らなかった……。

とても面白かったです。

エリサは、食べるのが好きで太っています。
王女で太っているというのは、珍しい設定ですね。
誘拐されて砂漠に連れてこられて、少しスリムになりますが。

エリサは、勇敢で頭がよいのですが、自分の体型や優秀な姉へのコンプレックスを抱えています。
そんなエリサが、親しい人の死や戦争の悲惨さを経験し、大きく成長していくところが見どころでした。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

一族の繁栄と衰退-財産家 フォーサイト家の物語-

財産家 -フォーサイト家の物語 ジョン・ゴールズワージー

イギリスに住む上層中産階級のフォーサイト家の人々。
老ジョリオンの孫、ジューンと、建築家ボシニーの婚約が決まったが、幸せそうなジューンとは逆に
一族の面々は不安を抱いていた。
やがて、ソームズの妻であるアイリーニとボシニーの不倫関係が明らかになる……。

とても面白かったです。

財産のことばかり気にしている人間への文明批判っぽいところもありつつ、
個性的な登場人物の織り成す人間模様が素晴らしかったです。

ソームズ、アイリーニ、ボシニーの誰が悪いと、はっきりは言い切れませんが……
まあ、一番悪いのはソームズかな。気持ちが離れてしまった人をいつまでも縛りつけるのはよくない。
かわいそうではありますが。


タグ:
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

人気キャラクターの共演-フェイスオフ 対決-

フェイスオフ 対決 デイヴィッド・バルダッチ編

大物ミステリー作家が二人一組で短編を共作。しかも、人気キャラクターが作品内で共演、
という贅沢な短編集でした。

日本でいうなら、三毛猫ホームズと十津川警部が共演するような感じ、かな。

読んだことがない作家さんもいたのですが、
各短編に「まえがき」があって簡単な紹介がされているので、
読みやすかったです。

ミステリー好きな方にお勧めです。

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:

猿がヒーロー役のSF-ガンメタル・ゴースト-

ガンメタル・ゴースト ガレス・L・パウエル

事故によって脳をジェルウェアに置き換えた女性記者、
自分の母親が社長をしている会社に不法侵入することになった若き皇太子、
英空軍に所属する不死身のエースパイロット、
三人はこの世界を救うことができるのか……。

サクサク読めて面白かったです。

展開が早くてスリリングで、ハリウッド映画っぽいお話でした。

ストーリーにはあまり新しさを感じませんでしたが、エースパイロットの猿がかっこよかったです。
タグ: SF
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

誰が殺されるのか?-四人の女-

四人の女 パット・マガー

貧しい家に生まれ、貪欲に成功を追い求め、人気絶頂のコラムニストになったラリー。
ラリーは、ある晩、四人の女性(前妻、現夫人、愛人、フィアンセ)をパーティーに招く。
彼には、四人のうちの一人を殺す計画を立てていた……。

とても面白いミステリーでした。

それぞれの人物の性格描写が素晴らしかったです。

ラリーは悪い人ではあるけれど、根っからの悪人とも思えず、ラストシーンには切なさを感じました。

もしも、あの時ああなっていれば……とかいろいろ考えてしまいました。

映像化されたら、面白い作品になりそうなお話です。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:コミック

立場の違う二人の出会い-死者の短剣 惑わし-

死者の短剣 惑わし L・M・ビジョルド

地の民の娘フォーンは家出をして、大都市へと向かっていた。
しかし、街道で悪鬼の手下に襲われてしまう。
その時、フォーンを助けてくれたのは、湖の民のダグ。
その出会いが二人の運命を大きく変える……。

まあまあ面白かったです。

悪鬼とか湖の民の能力とか設定は面白いし、フォーンとダグの心情も丁寧に描かれていてよかったのですが、フォーンとダグが結婚するまでの、フォーンの家族とのいざこざが面倒くさくて退屈でした……。

4部作の第一作ということなので、
これからどんどん面白くなるのかもしれません。

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

幻想的な幽霊譚-デ・ラ・メア幻想短篇集-

デ・ラ・メア幻想短篇集 ウォルター・デ・ラ・メア

詩的で、ちょっと不思議な短編集でした。

幽霊が出てくるお話が多いですが、そんなに怖くはありません。

「謎」
祖母と暮らすことになった子供達。
子供達は一人ずつ消えていき……。

怖いような怖くないような。

「ケンプ氏」
崖の上の屋敷には、奇妙な男性が住んでいた。

幽霊屋敷よりも、崖の上に辿り着くために四苦八苦するところが面白かったです。

「一瞥の恋」
生まれつきの障害で、上を向くことができず、常に足下しか見られない青年。
女性の手袋を片方拾い、それを持ち主に返そうとするが……。

ハッピーエンドではないですが、美しい話でした。

この本の表紙は、おどろおどろしい絵なのですが、そんなにおどろおどろしい話はなかったです。

「一瞥の恋」の菩提樹の下で青年と女性が過ごすシーンが印象に残りました。

タグ:
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:
前の10件 | -
メッセージを送る