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AIが導く未来は? -未来の二つの顔-

未来の二つの顔 ジェイムズ・P・ホーガン

月面の工事現場でコンピューターによる大事故が起きる。
人工知能を研究しているダイアー博士は、コンピューターの危険性を調査するために、
宇宙ステーションで壮大な実験を開始する。

とても面白かったです。

硬派なSFでした。

人工知能が人間を攻撃することがありうるかどうかを調べるために、
人間はコンピューターの部品を取り外す。
コンピューターは、自分で部品をとりつける。

それを繰り返すうちに、人間とコンピューターの戦いが始まるのです。

どうなる? どうなる? とドキドキハラハラの展開でした。

コンピューターが悪者になってしまう、よくあるストーリーではなく、
科学的に人工知能の発達が説明してあって面白かったです。

タグ: SF

ハッピーエンドの映画

キット・キトリッジ アメリカン・ガール・ミステリー

大恐慌時代のアメリカ。少女キット・キトリッジの父親も職を失い、出稼ぎに出ることになる。
キットの家は、下宿屋を始めることになり、個性的な下宿人が集まってくる。

2008年公開の映画です。

キットがかわいいです。本人もかわいいし、ファッションもかわいい。

父親に生活の苦しさを訴える手紙を泣きながら書いているキット。
途中で気持ちをパッと切り替えて、書きかけの手紙を捨てて、「毎日楽しく暮らしている」という手紙を書き始めるシーンが、
けなげで感動しました。

私もそうありたい。

見終わった時に、元気をもらえる映画でした。
タグ:映画

幻の本を探せ-コーデックス-

コーデックス レヴ・グロスマン

銀行員のエドワードは、公爵家の蔵書を整理することになった。蔵書の中には、幻の本(コーデックス)があるはずだというのだが……。

純文学っぽいミステリー、ミステリーっぽい純文学でした。

コーデックスの内容自体がとても面白く、それを探す過程も面白かったです。
コーデックスに隠されていたもう一つの物語も、面白かったです。

でも、ラストは少しがっかりしました。
結局、コーデックスは破壊されてしまうのでしょうか?
煮え切らないラストだなぁという感じでした。
タグ:

仮想空間で過去に出会う-明日と明日-

明日と明日 トマス・スウェターリッチ

ピッツバーグは、テロリストの核爆弾により破壊された。
その事件で妻を亡くしたドミニクは、10年後も妻の死から立ち直ることができず、
薬に溺れ、仮想空間で在りし日のピッツバーグに入り浸っていた。
ピッツバーグで亡くなった若い女性の保険調査をしていたドミニクは、誰かがその女性の情報を削除したことに気づく。

とても面白かったです。

人間は頭に<アドウェア>という装置を埋め込んでいて、いつでもメールしたり、
ピッツバーグのアーカイヴにログインしたりできるのですが、
しょっちゅう広告のポップアップがでてきてうっとうしい世界だな……^^;

妻と妻のお腹の中にいる赤ちゃんを同時に失った主人公が、かわいそうです。

映画化されたら、面白い映画になりそう。

主人公が、破壊されたピッツバーグに赴くシーンはちょっと切なすぎですが。

あと、ストーリーの本筋とは関係ありませんが、チェスでキャスリングというルールがあることを知りました。
面白い駒の動き。

タグ: SF

機械生命の目覚め-造物主の掟-

造物主の掟 ジェイムズ・P・ホーガン

土星の衛星タイタンに異星人の宇宙船が着陸し、自動工場を作り出した。
しかし、宇宙船の故障と自然淘汰により、工場で生み出されたロボット達は独自の進化を始めた。
百万年後、タイタンを訪れた人類と機械生命が出会った時、何が起こるのか……。

「造物主の掟」が第一作、「造物主の選択」が第二作です。
私は、「造物主の選択」のほうを先に読んでしまいましたが^^;

「造物主の選択」で出てきたタロイド達のニックネームの由来がよくわかりました。

サーグがザンベンドルフと出会って、タイタンが丸いことを知るシーンが感動的でした。

“限界は心の中にある”という科学に対する信頼感が心地よい。

タグ: SF

超能力SF-非Aの世界、非Aの傀儡-

非Aの世界 A・E・ヴァン・ヴォークト
非Aの傀儡 A・E・ヴァン・ヴォークト

「非Aの世界」

<機械>によるゲームに参加するために<機械>市にやってきたゴッセンだが、
彼の記憶が誰かに植え付けられたものであることが判明する。
ゴッセンは、真実を探して奔走する。

“非A人”というのは、アリストテレス的な二元論ではなく、言葉にとらわれずに物事の本質を見抜く人、
というものらしいです。うーん、よくわからないけれど、理想的な人間、みたいな感じ?

ゴッセンは非A人で、宇宙で唯一の“予備脳”を持っており、瞬間移動したり、機械を自由に操ったりします。

ちょっとフィリップ・K・ディック的なところもあるけれど、ディックほど不条理な感じはなく、
古風なSFという感じでした。

「非Aの傀儡」
ゴッセンは、<大帝国>と<銀河系連盟>の戦争に巻き込まれる。
金星を救うために戦うゴッセンだが、突然他人の体に意識を転送される。
ゴッセンの意識を操る<棋士>は、何者なのか……。

ゴッセンは宇宙を飛びまわり、前作よりもスケールが大きくなった感じです。

ゴッセンは訓練によって、超能力をどんどん身につけていくのですが、
どんな人でも訓練すれば成長できるというような、人間に対する信頼を感じました。

タグ: SF

エスパー対殺人犯-破壊された男-

破壊された男 アルフレッド・ベスタ―

テレパシー能力を持つエスパーの活躍により、殺人は未然に防がれるようになっていた。
しかし、大企業の社長ベン・ライクは仇敵を殺害する。殺人犯リンクと、エスパーである捜査官パウエルの息詰まる攻防戦。リンクを追い詰めたと思ったパウエルだが……。

リンクは、自分の思考をよまれないように、一度耳にすると頭から離れなくなる歌を使うのですが、
そういう歌、ありますよね^^;

リンクが少しかわいそうだったな。

最後はハッピーエンドなんですけどね。

タグ: SF

少年の成長を描いたSF-銀河帝国を継ぐ者-

銀河帝国を継ぐ者 ガース・ニクス

遥かな未来。銀河帝国は、一人の皇帝と一千万人のプリンスによって統治されていた。
プリンス候補として両親から引き離され、肉体改造と訓練ののちプリンスになった少年ケムリは、帝位継承をめぐる争いに身を投じる。

読みやすくて面白いSFでした。

超人的な能力を持った主人公が、その力をなくした時に初めて愛の素晴らしさを知るという感動的なお話でした。

SF的なガジェットも面白かったです。

ケムリの姉が最後にケムリに見せてくれた両親の姿に、ほろりとしてしまいました。

タグ: SF

がめつい商人が事件を解決するSF-タフの方舟-

タフの方舟1 禍つ星 ジョージ・R・R・マーティン
タフの方舟2 天の果実 ジョージ・R・R・マーティン

ハヴィランド・タフが主人公の連作短編集です。

「タフの方舟1」は以下の三篇です。

「禍つ星」
定期的に疫病が発生する星。その原因が胚種船にあると知った研究者達は、
その船を手に入れようと争う。商人ハヴィランド・タフもその戦いに巻き込まれ……。

巨漢で白皙で、慇懃無礼なタフは、他には見られない唯一無二のキャラクターです。
船の中に保存されていた怪物達が次々に解放される場面はとてもスリリングでした。

「パンと魚」
人口増加により食糧不足に悩まされる星。船の修理のためにその星に立ち寄ったタフは、
環境エンジニアとしてその星を助けることになる。

「守護者」
人類が入植した惑星に、突然怪物が現れる。海、空、陸……あらゆるところから現れる様々な怪物たち。
タフがその謎を解く。

「タフの方舟2」
「タフの再臨」、「魔獣売ります」、「わが名はモーセ」、「天の果実」の四編です。

「タフの再臨」と「天の果実」は、「パンと魚」の続編です。
「天の果実」で、タフが初めて人間らしいところを見せるのですが、そこが少しドキドキしたなぁ。
トリー・ミューンが全ての責任を背負わなくても、国民投票で決めればいいのでは……と思ったのですが。

タグ: SF

機械生命の進化-造物主の選択-

造物主の選択 ジェイムズ・P・ホーガン

土星の衛星タイタンでは、意識を持ち自己増殖する機械生命が文明を発達させていた。
人類は、タロイドと呼ばれる人類型の機械生命と接触し調査を開始した。
タロイドが民主的な政治体制になるのを支援する人々、タイタンの資源を地球のために利用しようとする人々、更に機械生命を生み出した造物主が入り乱れ……インチキ心霊術師ザンベンドルフは、タロイドを救うことができるのか?!

とっても面白かったです。

機械生命がどのように進化したのかという話が面白かったー。
突然変異と自然淘汰で進化していったという話なのですが、その部分だけでもこの本を読む価値があると思います。

更に、ザンベンドルフのキャラクターの面白さ。
インチキ心霊術師というか天才詐欺師というか、そういうキャラです(笑)
頼りになるなぁ。

人工知能の「ジニアス」もナイスなキャラクターだったな。
ジニアスと造物主との戦いがスリリングで面白かったです。

タグ: SF
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