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ワクワク楽しいファンタジー-チャーメインと魔法の家-

チャーメインと魔法の家 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

毎日、本ばかり読んでいて家事をやったことのない女の子、チャーメイン。
魔法使いのおじさんが病気になって治療のために家を留守にするので、
おじさんの家で留守番をすることになった。

おじさんの家は散らかり放題。しかも、廊下を曲がる時にどう曲がるかで
いろいろな部屋に着いてしまう魔法の家だった。

お城の図書室で王様のお手伝いをすることになったチャーメインだが、
王家のお金がどんどん減ってしまうという謎の事件に巻き込まれる……。

「魔法使いハウルと火の悪魔」シリーズの第三巻です。
とっても面白いファンタジーでした。

チャーメインは、家事ができなくて、困ったことがあるとすぐ本の世界に逃避してしまう
女の子なのですが、嫌味がなくてとってもキュート。

そんな女の子がどういうふうに成長していくかというのが、みどころです。

ハウルとソフィー、カルシファーも出てきます。

エルフや魔法の本が出てくるので、
現実の世界が出てくる「魔法使いハウルと火の悪魔」、
アラビア世界が舞台の「アブダラと空飛ぶ絨毯」
に比べると、一番西洋ファンタジーっぽいです。

最後に、ゴチャゴチャ、ハチャメチャな大騒ぎがあって、事件が解決するところは、
三巻とも同じですね^^


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都市は生きている-ウィンターズ・テイル-

ウィンターズ・テイル マーク・ヘルプリン

「ニューヨーク 冬物語」という映画を見て、まあまあ面白かったのですが、
よくわからないところがあったので、原作を読んでみました。

納得しました。

本の内容が壮大すぎて、映画がへんてこりんなことになってしまったのですね。

この本に描かれているのは、生きている都市であり、数奇な運命の男の一生であり、
一族の物語であり……とても二時間の映画にできるような話ではありませんでした。

印象的だったのは、疾走する白馬、
楽しそうに凍った湖で遊ぶ村人達の姿です。

時間がある時にゆっくり読むのに良い本だと思います。

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権力争いに巻き込まれる人達-火の鳥7・8 乱世編(上)(下)-

火の鳥7 乱世編(上)
火の鳥8 乱世編(下) 手塚治虫

木こりの弁太、幼馴染のおぶうは、弁太が高価な櫛を拾ったことがきっかけで、
離れ離れになってしまう。
おぶうは、平清盛に仕えることになり、弁太はおぶうを探しているうちに源義経と出会う。
敵と味方に別れたおぶうと弁太は、壇ノ浦の合戦で再会するが、おぶうは義経に殺されてしまった。

とても面白かったです。

「火の鳥 鳳凰編」の我王が、鞍馬山のテングとして登場します。
我王は、義経たちに、仲が良かったのに種族のために争って共に死んでしまった猿と犬の話をします。
権力争いの愚かさを伝えようとしたのでしょうが、義経には伝わらなかったのでした。

義経というと、大抵は英雄のように描かれる場合が多いですが、この話では目的のために手段を選ばない悪人として描かれていて、それが新鮮でした。

ヒョウタンカブリが父親を殺してしまい、すぐ後にヒョウタンカブリ自身も殺されてしまうというところは、すごく残酷で、戦争の恐ろしさを表していると思いました。さすが手塚治虫。

おぶうと弁太は恋人ではありましたが、時が流れるにつれて、おぶうは清盛に、弁太はヒノエに惹かれていきます。
そのあたりの心の変化も、切なくてよかったです。


タグ:漫画
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ユーモアあふれる大人の短編集-夜想曲集-

夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語 カズオ・イシグロ

五編が収録された短編集です。

以前に「日の名残り」を読んだ時は重厚なイメージを持ったのですが、この本はユーモアあふれる本でした。

解説を読むと、「日の名残り」もユーモアのある本だったみたいです。再読しようかな……。

「老歌手」
ギター弾きの私は、一世を風靡した歌手に演奏を頼まれる。
妻に歌をプレゼントしたいので、その伴奏を頼まれたのだ。

老歌手と妻は愛し合っているのですが、それぞれステップアップするために別れようとしているのです。
大人だな。そういう愛もあるのかもしれない。

「降っても晴れても」
47才のぼくは、友達夫婦の家に泊まりに行く。
夫のほうからは、“いつもの情けないお前でいてくれ。俺がよく見えるように”というようなことを言われ、
妻のほうからは、憐れまれる。

かなり情けない主人公。
うっかり妻の手帳をぐしゃぐしゃにしてしまい、それを犬のせいにするために、部屋を荒らし、古いブーツを鍋で煮込む……って、すごいコメディ(笑)

「モールバンヒルズ」
シンガーソングライター志望のぼくは、姉の家に行く。
そこで、姉の経営するカフェを手伝っていたぼくは、スイス人の夫婦に出会う。二人は音楽家だった。

カフェが忙しい時には、作曲をするのを口実に逃げ出す主人公。
それは、お姉さんも怒るでしょうよ……。

「夜想曲」
売れるために整形手術をしたサックス吹きのおれ。
手術後、滞在しているホテルの隣の部屋には、同じく整形手術をしたセレブの女性が泊まっていた。

夜中に二人でホテル内を探検(?)するシーンが楽しかったです。
手首まですっぽり七面鳥に埋まっている主人公……。

「チェリスト」
ティボールは、年上の女性に出会い、チェロの指導をしてもらう。
だが、彼女は決してチェロを弾こうとはしなかった……。

ずっと隠されたままになっている才能は、才能って言えるのかな?


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ディズニー好きな人に-ホーンテッドマンションのすべて-

ホーンテッドマンションのすべて ジェイソン・サーレル

ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」がどのように生まれたのかという制作秘話。
カリフォルニア、フロリダ、東京の「ホーンテッドマンション」、
パリの「ファントム・マナー」、香港の「ミスティック・マナー」について書かれた本です。

「ホーンテッドマンション」ができるまでには、いろいろな試行錯誤があったことがよくわかりました。

あと、イマジニアとして働いていた人の名前がいろいろなところに使われていたり、結構内輪ネタが多いんですね。ディズニーのファミリー感というか、面白かったです。

パリの「ファントム・マナー」は、日本とは違うストーリーのアトラクションになっていて面白そうだなと思いました。

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一人の女性の生きざま-火の鳥6 望郷編-

火の鳥6 望郷編 手塚治虫

ロミと丈二は、星を買ってそこに移住する。
そこは、不毛の惑星だった。苦労しながらそこで暮らし始めた二人だったが、丈二が事故で死亡する。
ロミは男の子を産んでから、冷凍睡眠に入る。
20年後目覚めたロミは、成長した自分の子供と子供を作るのだった。
火の鳥の助けにより、ムーピーと結婚したロミの子供達は、エデナという街を作り文明が発達し始める。
エデナの女王になったロミだったが、年をとって地球に帰りたいという思いが強くなる。
ロミは、コムという少年の力を借りて、地球へと旅立つ。

とても面白かったです。美しいお話だと思いました。

ロミは、最後に美しい自然を見ることができたのだから幸せだったのだと思います。
壮絶な人生だったけれど、精一杯生き抜きましたよね。

エデナをめちゃくちゃにしてしまうズダーバンには腹が立ちました。
薬、賭博……って、今の日本?

あと、細かいこといろいろ。

・コムが寝ている時に、触覚に透明な帽子をかぶっているのがかわいい。
・疑似生物の星で、ローラーが道をゴロゴロ転がってくるのが怖い。

ラストの「星の王子さま」の引用もよかったです。


タグ:漫画
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気軽に読めて考えさせられるエッセイ-三毛猫ホームズのあの日まで・その日から-日本が揺れた日-

三毛猫ホームズのあの日まで・その日から―日本が揺れた非 赤川次郎

エッセイ集です。

前半部分は、オペラやコンサート、歌舞伎や演劇などについての感想です。

私はオペラや歌舞伎は見に行ったことがないのですが、演劇やミュージカルは昔よく見に行っていたので、
楽しく読めました。

東日本大震災以降の後半部分は、政治的な内容が増えています。

自分の意見をはっきり書いているところが、かっこいいと思いました。

実名を出して誰かの言動を批判するというのは勇気のいることだと思うのですが、
感情的にならずにそれができるところが大人だなぁと思いました。

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賢いお姫様の活躍-アリーテ姫の冒険-

アリーテ姫の冒険 ダイアナ・コールス

アリーテ姫は、とてもかしこいお姫様。
王様はアリーテ姫を結婚させようとするが、王子たちはアリーテ姫の賢さにおそれをなして逃げ出してしまう。
悪い魔法使いボックスは、王様に宝石を渡してアリーテ姫との結婚を了承させる。
アリーテ姫は、魔法使いの城の地下室に閉じ込められてしまう。
魔法使いは、アリーテ姫に三つの難問を出して、それが解けなければ、アリーテ姫を殺すと言うのだった……。

とても面白いファンタジーでした。

アリーテ姫は、魔女から3回だけ何でも願いが叶う魔法の指輪をもらうのですが、
魔法の指輪を使わずに、自分の勇気と賢さで難問を解決していきます。
そこがとても良いと思いました。

挿絵のアリーテ姫は、いつも後ろ姿で顔が見えないところが想像力をかきたてられます。

登場する男性が、皆愚かなのが少しかわいそう^^;

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ハラハラドキドキのエンターテインメントSF-アルテミス(上)(下)-

アルテミス(上)(下) アンディ・ウィアー

月面都市アルテミスで、ポーターとして暮らすジャズ・バシャラ。
ジャズは、実業家のトロンドからある仕事の依頼を受ける。
そして、とんでもない陰謀に巻き込まれていくのだった……。

ハリウッド映画のようなスリル満点のSFでした。

おてんば娘のジャズと、彼女を追いかける真面目な治安官ルーディ、
ジャズを助けるオタク青年スヴォボダ……などなど多彩なキャラクター。

各章がクリフハンガーで終わっているので、続きが気になって頁をめくる手が止まらない系です。

アルテミスの住人が死にかけたのにジャズに対して怒らないというところは、大らかすぎだなぁとは思いますが、エンターテインメント小説なので、まあよいのではないでしょうか。

タグ: SF
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真面目なような不真面目なような-人生のちょっとした煩い-

人生のちょっとした煩い グレイス・ペイリー

ユダヤ系移民の作者が書いた短編集です。村上春樹さんの翻訳です。
読みやすくて、大きな事件は起こらない話が多いですが、先の読めない展開で楽しめました。

「さよなら、グッドラック」
昔、有名な俳優と付き合っていたローズおばさん。
今は一人暮らしで不幸なのかと思ったら……最後はハッピーエンドでした。

「変更することのできない直径」
私は、金持ちの少女に出会い付き合うようになる。
そのことが少女の両親にばれて訴えられる。

結構、ひどい主人公です。最後は結婚して幸せになるのかと思いきや……。

「そのとき私たちはみんな、一匹の猿になってしまった」
エディーは、いたずらで街にガスをばらまくが、そのせいで父親が大切にしている猿が死んでしまった。

エディーにとっては救いがない話なのですが、
ラストで描かれているのは、エディーの発明したゴキブリ隔離器を使って微笑む女性です。
微妙なユーモア感覚だと思います。

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