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気軽に楽しめるミステリー-旅のお供に殺人を-

旅のお供に殺人を コリン・ホルト・ソーヤー

アンジェラとキャレドニアたち<海の上のカムデン>の一行は、メキシコ旅行に出発した。
お祭りの出し物を見ている最中に、新入りの老婦人が死亡する。
更に、二人目の死亡者が……。

気軽に楽しめる面白いミステリーでした。

キャラクターが個性的で楽しい。

市場での追いかけっこが、スリリングでした。

メキシコのティファナという街が出てくるのですが、
私も昔行ったことがある場所で、オパールのネックレスと革小物買ったなぁと懐かしくなりました。

あと、メキシコの海岸で“ペットロック”の石を集めていた、という話が出てくるのですが、
初めて“ペットロック”というものを知りました。

1970年代にアメリカで流行った物だそうです。
発案者、すごいな。
日本でもアメリカでも、変わった物が大流行したりするんですね。

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うまい話には裏がある-わらの女-

わらの女 カトリーヌ・アルレー

新聞の求人広告で、資産家が結婚相手を募集していることを知ったヒルデガルドは、
手紙を出し面接に行く。資産家との結婚を夢見る彼女だったが、それは完全犯罪の幕開けだった。

面白いミステリーでした。

主人公がどうなるのか最後までハラハラしました。

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しょうもない人類、それでも-タイムクエイク-

タイムクエイク カート・ヴォネガット

2001年、タイムクエイクが発生し、全てのものが10年前に逆戻りした。人々は、過去の行為をそのまま繰り返すことになる。

小説だけど、エッセイのような、警句集のような。
シニカルでユーモラスで、愛にあふれている本です。
人生に迷った時に、何度も読み返したくなるような本です。

著者が最初に書いた「タイムクエイク1」がひどい出来だったので、そこからましな部分を切り出したのが、この「タイムクエイク」だそうなので、ストーリーとしてはわかりにくいところもあります。

私の想像ですが、「タイムクエイク1」にはSF作家のキルゴア・トラウトが人類を救うかっこいいシーンの数々があり、ヴォネガットはそれが恥ずかしくなってしまい、この本を作ったのかなぁと思います。

この本の中で好きな部分を引用します。

故ユージン・デブズの言葉 「下層階級が存在するかぎり、わたしはそれに属する。犯罪分子が存在するかぎり、わたしはそれに属する。 刑務所に囚人が存在するかぎり、わたしは自由ではない」

キルゴアの教義 「あなたは病気だったが、もう元気になって、これからやる仕事がある」

チリンガ・リーン!
タグ: SF
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交換殺人の結末は……-キングを探せ-

キングを探せ 法月綸太郎

カラオケボックスに集まった四人の男性。彼らが計画したのは、四重の交換殺人。
トランプのカードをひいて、殺人のターゲットを決めた。
法月警視と綸太郎コンビが、犯人を追いつめる。

面白いミステリーでした。

本のタイトルも、ミスリードになっているという手のこんだお話です。

犯人達がトランプのカードを捨てていれば、迷宮入りになったかも、なんて思ったりもしましたが。
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面白いショートショート-妖しいクレヨン箱-

妖しいクレヨン箱 阿刀田高

ショートショートです。
不思議な話、ニヤリとしてしまう話、少し怖い話などなど。
さくさく読めて、忙しい時に読むのにぴったりです。

「糸の男」は、「世にも奇妙な物語」にでてきそうです。

「田代湖殺人事件」は、ある作家のところに小説家志望の青年が来て……。
この青年、泡坂妻夫っぽい……。

「凹んだ顔」は、予知能力を持った女性の話。ハッピーエンドでよかったです。
タグ:
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アニメ「どろろ」の感想

アニメ「どろろ」が最終回を迎えました。
歴史に残る良いアニメでした。

キャラクターデザインは、原作のイメージを残しつつ、今っぽいかっこよさとかわいらしさでした。

ストーリーは、残酷な「守子唄の巻」もよかったし、ほのぼのした「天邪鬼の巻」もよかったです。

ラストも、どろろと百鬼丸が再会できたんだろうな、という希望の持てる終わり方でよかったです。

あと、OPとED曲が素晴らしかったです。
4組のアーティストが、それぞれ「どろろ」にぴったりの曲を作ることができるなんて奇跡的です。

まだ「どろろ」を見ていない方には、是非見てほしいです。

タグ:アニメ
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歴史に翻弄される女性達-翼ある歴史 図書館島異聞-

翼ある歴史 図書館島異聞 ソフィア・サマター

帝国オロンドリアで起きた反乱。
剣の乙女、<石>の司祭の娘、遊牧民の歌い手、王家の娘。
四人の女性が語る物語。

最初は少し読みにくかったけれど、とても面白いファンタジーでした。

一番面白かったのは、<石>の司祭の娘の話でした。
司祭である父親が権力を握り、そして転落して殺害されるまでが描かれています。
娘が、自分の両親の若い頃を想像するところが切なかったです。

四人の女性の視点から事件が語られ、最後に謎が明らかになるところは、ちょっとミステリー仕立てです。

ラストが、少しル=グウィンっぽいなぁと思いました。
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短歌

伝わらぬ 言葉を駆使し 繋がると 共同幻想 作る無理ゲー

人知れず 戦い終えし 吾子の手の 爪に入りし 砂粒の黒

よるべなき 君の命も 尊いと 伝えたかった 曇天の朝

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ワクワクするスペースオペラの開幕-星間帝国の皇女-ラスト・エンペロー--

星間帝国の皇女 ‐ラスト・エンペロー‐ ジョン・スコルジー

“フロー”と呼ばれる異時空内の流れを用いた超高速航行で結ばれている帝国“インターディペンデンシー”。
その帝国の皇帝が死去し、娘のカーデニアが皇位を継いだ。カーデニアは、フローが崩壊しつつあることを知る。

「老人と宇宙(そら)」の作者によるスペースオペラ第一部です。
とても面白かったです。

まず第一に、とても読みやすい。

そして、キャラクターが良い。

予期せず皇帝となったカーデニア。
フロー崩壊の秘密を知る物理学者、マース・クレアモント。
公家の首長の娘、キヴァ。

口が悪くて奔放なキヴァは、非常に個性的です。

波乱万丈なストーリー展開に、目が離せません。

普段SFを読まない方にもおすすめです。


タグ: SF
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不思議な魅力のある怪奇小説-メドゥーサ-

メドゥーサ E・H・ヴィシャック

両親を亡くし祖父母に育てられていたウィリアムは、故意ではないものの祖父を死なせてしまう。
更に、寄宿学校入学当日に生徒達からいじめられ、反撃したところ一人の生徒を殺してしまう。
学校を逃げ出したウィリアムは、ミスター・ハクスタブルに出会い、彼とともに船出する。
そして、奇怪な島へ……。

とても面白かったです。

後半の怒涛の展開がすごかったです。

結局、多くの謎が明らかにならないまま、唐突に物語は終わってしまうのですが、それが不快ではなく心地よい。
不幸な生い立ちのウィリアムに共感できたので、そう思えたのかも。

不思議な魅力のあるお話でした。

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